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第1回総務文教常任委員会会議録
平成20年1月18日(金曜日)
開会:午前9時
閉会:午前9時30分
会議に付した事件
- 緑スキー場用地問題にかかわる陳情について
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町からの協議・報告事項について
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生涯教育課
- 平成19年度清里町中・高生海外派遣研修事業の参加者および日程について
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生涯教育課
- 次回委員会の開催について
-
その他
- 道内所管事務調査報告書について
出席委員
役職名 | 出席者 |
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委員長 | 畠山英樹 |
副委員長 | 細矢定雄 |
委員 | 勝又武司、加藤健次、田中誠、藤田春男、中西安次 |
議長 | 村尾富造 |
計8名
欠席委員
0名
説明のため出席した者の職氏名
役職名 | 出席者 |
---|---|
生涯教育課長 | 柏木繁延 |
学習振興係長 | 本松昭仁 |
社会体育係長 | 松木治巳 |
職務のため出席した者の職氏名
役職名 | 出席者 |
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事務局長 | 坂本哲夫 |
議事係長 | 鈴木美穂子 |
開会の宣告
委員長
おはようございます。ただ今から第1回総務文教常任委員会を開催致します。本年度はじめての会議でありますが、1年間宜しくお願申し上げます。
本日お集まり頂いた案件は、昨年12月の定例議会で委員会付託された陳情でありまして、所管の教育委員会から説明を 聞きながら、採択・不採択の協議を取り進めたいと思っております。それでは、議案1.緑スキー場用地問題にかかわる陳情について、事務局から説明がありますか。
事務局長
1番目の緑スキー場用地問題にかかわる陳情でございます。これは、昨年12月の定例議会で総務文教常任委員会に付託された案件でございます。経過等の説明を致します。昨年、11月26日付けで、弟子屈町川湯在住の小野久美子さんから、議長宛に2ページにある陳情書が郵送されてまいりました。内容につきましては、議会から清里町に対して、年間を通して通行できる道路の設置と、小野さん所有地との境界を確定するよう、町に意見書を出してほしいという内容であります。ここで、このような類の陳情書を受理できるかできないかの問題がございます。解説書を紐解いてみますと、陳情とは、国又は地方公共団体等公の機関に対し、一定の事項に関し利害関係の有る者が、その実情を訴えて相当の措置を要望する事実上の行為と解釈されております。請願は請願法に基づき処理しなければなりませんが、陳情につきましては、陳情を受けた者に特別な処理を義務付けている法の定めはございません。しかし、地方自治法第80条第3項および109条の2第3項では、常任委員会は、議案・陳情を審査する事が規定されており、議会に対する陳情については、これを審査の対象とする事を予定しております。
また、本町議会の会議規則第94条では、陳情書又はこれに類するもので議長が必要と認めるものは、請願書の例により処理するものとする、と規定しております。そこで、昨年12月10日開催の議会運営委員会で取り扱いについて協議した結果、請願書に準じた取り扱いを行うことになり、昨年12月定例議会に上程し、会議規則の規定に基づき、所管委員会の総務文教常任委員会に付託したところであります。以上がこれまでの経過であります。本日は、生涯教育課長から、今日までの緑スキー場の造成についての経過および小野さんとの境界にかかわる問題について説明を頂き、その後、小野久美子さんから提出されております陳情書の主旨が、議会が町に対して措置要求ができるのかどうか、措置要求に値するものなのか等を審査して頂き、結論を出して頂きたいと思っております。2番目の問題は、議会が町に対して意見書を出せるかどうか、がございます。これにつきましては、全国町村議会議長会の判断がございまして、その町の事務に関することについては、地方自治法第98条・議会の審査権、および100条調査権がありますが、意見書の提出については想定していない、とされております。従いまして、本陳情が採択されましても、町に対しては意見書を提出できないことになり、違う手段を考えることになりますので、ご理解をお願い致します。以上でございます。
委員長
それでは早速ですが、今までの経過と問題点の説明をお願いします。
生涯教育課長
それでは、経過等の概略をご説明致します。清里町は、小野久美子氏の父である木村俊夫氏より昭和44年に現在のスキー場用地の一部の寄贈を受けております。清里町は、昭和45年に、寄贈を受けたと同程度の山林を木村俊夫氏に贈与しております。スキー場は、昭和61年に造成工事を行っております。小野久美子氏と清里町との直接的な接触は、平成3年10月、本町地籍事業が契機となっております。いわゆる、境界の協議が整わなかった事がきっかけとなっております。平成9年には、原告が小野久美子氏、被告が清里町の境界確定の裁判が始まりました。本日の資料の図面上でa・b・c・dを結ぶ直線が小野氏の主張する境界であり、町の主張は、e・f・g・h・i・j・kであります。
さらに、その横に道路用地がありますが、これが廃道になったので、復元せよとの主張もあります。小野氏所有の用地は、57番と58番でありますが、
これに通ずる道路が廃道になったため、木を売却した代金が入らなくなった等、それらに対する損害賠償請求が2点目であります。地方裁判所と高等裁判所の判決の経過は、その都度、議会に説明を行っておりますが、小野氏主張のa・b・c・dを結ぶ直線は境界として認められておりません。判決は、町が主張するe・f・g・h・i・j・kであり、道路についても、現状の代替道路が整備され、原告に不利益を与えていない等、全面的に町の主張が認められております。平成14年に裁判は終結しております。昨年10月11日、10月23日、11月5日付けの、小野氏から町に対する公開質問状は、所有山林に通じる道路の問題、小野氏所有地の隣接地・図面では59番への課税状況、境界確定の問題を内容としております。町は弁護士とも相談し、高等裁判所の判決により、助言に基づき回答を行って参りました。以上、説明を終わります。
委員長
ありがとうございました。判決通り進めていると理解しました。この関係で質問を受けます。(「なし」との声あり)
それでは質問がないようですし、採択・不採択の結論を出して宜しいでしょうか。(「はい」との声あり)
この案件について、採択される方はいらっしゃいますか。(「なし」との声あり)
それでは、不採択で宜しいですか。(「はい」との声あり)
全員一致で、不採択で宜しいですか。(「はい」との声あり)
全員一致で不採択と決定しました。この件は、裁判所の判決にしたがっていると判断いたしますが、今後も、小野氏への対応は誠心誠意を持ってお願いします。
次に、議案2.町からの協議報告です。平成19年度清里町中・高生海外派遣研修事業の参加者および日程について、説明をお願いします。
生涯教育課長
平成19年度清里町中・高生海外派遣研修事業の参加者および日程について、担当係長よりご説明いたします。
学習振興係長
皆様のお手元に配布してあります、平成19年度清里町中・高生海外派遣研修事業の参加者および日程でございます。まず日程は、2月5日から15日まで、ホームスティを6泊含めた10泊11日でございます。参加者は、中学2年生7名・高校2年生7名・交換留学生1名・引率の教員2名・教育委員会の職員1名、一行18名の体制でございます。生徒たちは、モトエカ高校での交流並びに発表のため、日本の文化等を内容とした学習会を9回ほど、英会話の学習会は10回ほど、そのほか、調理実習も実施し、研修本番に備えております。
委員長
この件は報告のとおりで宜しいですか。(「はい」との声あり)
せっかくの機会ですから、他に、生涯教育所管のご質問などあればお受けします。
加藤委員
先日の新聞記事の関係です。緑スキー場リフトのシーズン券を減額しておりましたが、その金額の設定基準と、20年度の清里高校新入学および緑山村留学の状況をお聞かせください。
生涯教育課長
緑スキー場のリフト利用料金であります。例年、緑スキー場は、12月末から1月3日までにオープンしておりましたが、今年度は、天候の関係で、約2週間遅れの1月15日にオープンしました。シーズン券は、通常利用できる日数が概ね年間70日程度・1万6千円でありますので、今年度は、オープンが遅れた2週間を按分計算し、3千円ほど減額させて頂きました。1日券と回数券はオープン遅れの影響はないと思われますので、変更はしておりません。2点目の高校の関係ですが、来週の月曜日が出願開始であります。新入学生の数が掴めるのは、第1次の結果発表1月28日以後ですが、清里中学校からの報告では、卒業見込み46名の内、清里高校に出願予定生徒数は、半数程度と聞いております。20年度は、今年度54名の入学者数には及ばないと思われます。
緑の山村留学の関係であります。山村留学推進協議会に問い合わせた現状は、19年度は、新しく来られた1家族と既存の1家族、計2家族でしたが、20年度は、新たに3家族と既存の2家族を含めた5家族・児童数は9名の予定です。
加藤議員
山村留学以外、地元の児童数は何人ですか。
生涯教育課長
地元9名と山村留学9名の合計18名で、50対50の比率でございます。この数は、あくまでも現在の予定数であり、確定ではございませんので、ご理解をお願いいたします。
加藤委員
山村留学の9名の学年構成は。
生涯教育課長
この件の明確な資料を持ち合わせておりませんので、次回の委員会でご報告させて頂きます。
委員長
次回の委員会には、詳しい状況で報告していただけると思います。その他、何かありますか。(「なし」との声あり)
議案3.次回の委員会開催についてですが事務局からありますか。
事務局長
今のところ、議会日程で常任委員会を開催する予定はございません。
委員長
4.その他で何かありますか。
事務局長
道内所管事務調査報告書をお配りしております。11月26日から28日まで、3日間の日程で行われた報告書を案として作成しましたので、何かあれば、お申し出頂きたいと思います。考察につきましては、正副委員長さんの責任で作成して頂くことになっておりますので、念入りに点検して頂きたいと思います。議会報告は2月12日予定の臨時議会を予定しておりますが、参考として掲載してある質疑応答は報告いたしません。それから、ご相談がございます。レポートは前期から提出して頂いておりますが、それを職員等に配布しても宜しいかどうかでございます。レポートの内容は充実していると思いますので、恥ずかしい内容ではございません。
委員長
レポートの職員等への公開は、いかがしますか。
副委員長
所管事務調査を行ってその後はどうなんだ、という疑問は生じるかもしれませんね。
議長
隠す必要はないので公開しては。(「賛成」との声あり)
委員長
それでは、今後も、公開していく方法で決定します。
事務局長
先日、故矢口勝雄氏の奥様から、葬儀のお礼ということでコーヒーを頂いておりますので、ご報告いたします。
閉会の宣告
委員長
以上で、第1回総務文教常任委員会を閉会します。どうも、ありがとうございました。
(閉会:午前9時30分)
お問い合わせ
清里町役場議会事務局
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電話:0152-25-2188 FAX:0152-25-3571