「まちづくりキックオフフォーラム」開催しました

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清里町は、少子高齢化や人口減少、若者の流出、ライフスタイルの多様化、コミュニティの衰退等、生活や環境が変わってきている状況にあります。
そうしたなか、販売・購入の多様化・大規模化、観光まちづくり、デジタル化の推進等、清里町を取り巻く社会状況は大きく変化しています。
こうした社会状況に対応し、まちづくり・まちなか再生事業を起こすには、柔軟かつ積極的に事業展開を図り、実証事業等を行い、方向性を見定めていかなければなりません。
そのためには、町民と行政、民間や各団体が主体性と連携を持ちながら、全体事業の枠組みや組織運営を構築し、取り組みを進める必要があると考えます。
そこで、下記の日時に「まちづくりキックオフフォーラム」を開催し、清里町のまちづくり・まちなかの魅力と課題を共有しながら、今後のまちづくりの在り方を考える機会としました。
本ページでは、開催された様子をご紹介します。

キックオフフォーラムの開催状況

開催日時
令和6年5月29日(金曜日)午後6時30分~午後8時30分
開催場所
コミュニティセンター2階ホール
参加者数
101名

「チャレンジタウンきよさと」に向けて

近隣市町で街なか再生に係るサポートをしている株式会社KITABAの酒本氏より、「網走市のまちづくり会社による商店街活性化」や「北見市市街地再開発に係る広場での賑わいや憩いの場の創出」等の事例が紹介されました。
参加者からの質問で、「同規模市町村の取り組みはないか」との問いに、浦臼町、6次産業の展開、観光周遊、道の駅の有効活用の事例が紹介されました。
さらに参加者から、「郷土資料館や廃校の活用を考えるべき」、「子育て環境の充実を」といった意見も出されました。

チャレンジタウンきよさと
「チャレンジタウンきよさと」説明の様子

パネルディスカッション

5名のパネラーから清里町の魅力や課題について、お話しいただきました。

パネラー お話しいただいた内容
森崎友博さん(商店街事業者) 人口減少に伴う、商店街活力の低下。空き店舗や後継者問題が顕著で打開策が見つからない。
若槻愛さん(ネイチャーガイド) 清里町の知名度は上がってきており、周辺は国立公園地域で好条件だが、観光客に滞在されないため、拠点化される取組が必要。
石井桃子さん(地域食堂主宰者) 地域食堂の実施で人とのつながりや居心地の良さで広がる交流が生まれている、地域では欠かせないつながりが強くなっている。
岩崎風花さん(地域おこし協力隊コーディネイター) 都会の優秀な若者は田舎のまちづくりや活性化に興味がある。移住も視野に入れている。清里町とつなげていきたい。
畠山幸樹さん(農業後継者・交流団体会員) 農業者の離農により、農家1戸の作付面積が増加している。また、近年の物価高騰により、経費も増加しており、農業は厳しい状況にある。農業だけではなく他産業との連携も必要。清里町の若者の交流で地域を活性化させていきたい。

会場の参加者からの質問で「各事業に係る人材確保の考えは」との問いに、資格制度の活用、実践教育(OJT)の必要性が挙げられました。「協力隊の定住は必須か」との問いに対しては、必ずしもそうでない、ミッションをこなししていくのが前提、なりわいも含め、環境を整えてあげることが大事と説明されました。

パネルディスカッション
パネルディスカッションの様子

アンケート結果(一部抜粋)

  • 小さな町だからできる取り組み、若者を集められる取り組み
  • 行政主導ではなく、民間の活力を
  • コミュニティの必要性、憩いの場の創出(若者、高齢者、親子など)
  • 町民参加型のディスカッションの場づくり
  • 人材の育成、確保
  • 高齢者の経験を活かした事業や指導、アドバイスの場・仕掛け
  • 近隣市町村との交流、連携
  • 情報発信の強化
  • スポーツを取り入れたまちづくり
  • 身近なところから、やってみる
  • きれいな街を未来に

たくさんのご意見をいただきました。
今後のまちづくり・まちなか再生事業を進めていく中で検討させていただきます。

最後にお願いしたいこと

今回開催したフォーラムは、キックオフ、いわゆるまちづくりのスターティングです。
これから、町民の皆さんとともに、ワークショプや実証事業を実施しながら、まちづくりの方向性を形作っていきますので、ご協力をお願いするとともに、いろんな場面での参画やご意見をお願いします。

お問い合わせ

企画政策課/まちづくりグループ

〒099-4492
北海道斜里郡清里町羽衣町13番地
電話:0152-25-2135
FAX:0152-25-3571

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